株式会社DECENCIA様 導入事例
担当者の記憶に頼らない広告運用へ。
施策と数値を紐づけてナレッジを蓄積



AD EBiS Campaign Managerのサービス資料AD EBiS Campaign Manager(以下、ACM)を活用し、施策と数値を紐づけて管理することで、担当者の記憶に頼らないナレッジの蓄積とチームでの知見共有を実現した、株式会社DECENCIA様の事例をご紹介します。
広告施策の内容や変更の経緯が、担当者ごとに管理されていると、過去施策の確認や振り返りを行う際に担当者へ都度確認する必要が生じることがあります。
化粧品の製造・販売を行う株式会社DECENCIAでは、広告施策の情報が担当者ごとに管理されており、チームとして施策の情報を蓄積することが難しい状況に課題を感じていました。
同社は、施策と数値を紐づけて管理できる点を評価し、AD EBiS Campaign Managerを導入。
現在は、重要な施策を中心に記録しながら、過去施策の確認や振り返りに活用しています。
本記事では、導入の背景や現在の活用方法、導入後の変化について、WEBプロモーショングループの成田 様にお話を伺いました。
導入企業のご紹介|化粧品EC事業を展開する
DECENCIA
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まずは貴社のご紹介をお願いします。
- 成田 様:
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当社は、化粧品の製造・販売を行っており、主に自社ECを中心とした事業を展開しています。
私はWEBプロモーショングループに所属しており、デジタルマーケティング担当として新規顧客獲得を中心とした業務を担当しています。
設立 2007年 資本金 1.1億円 従業員数 92名(2024年7月) 事業内容 化粧品の製造・販売 ※ 2026年4月時点
グループのミッションは、新規顧客獲得数の最大化と、CPA効率の最適化です。
単純に獲得数を増やすだけでなく、効率性も含めて成果を最大化していくことを目的としています。
現在の体制はマネージャー1名、リーダー1名、メンバー4名の計6名です。WEBプロモーショングループの体制|6名体制で新規顧客獲得を推進
メンバーはリスティング・Meta・アフィリエイト・ディスプレイなど媒体ごとに担当が分かれています。
また、ECモール担当・LPやバナーなどのクリエイティブ担当といった役割も分かれており、分担しながらマーケティング施策を進めています。
広告運用については、完全な内製ではなく、運用代理店とも連携して進めています。
ただ、日々の広告運用では、入札の変更や予算調整などの運用管理についても各担当者が判断しています。また 影響が大きい施策や予算に関わる内容については、マネージャーへ相談。
クリエイティブやLPについても担当者が企画・実行し、最終的にはマネージャーが確認するという流れです。
導入前の状況|施策管理が担当者ごとに分散。ナレッジが蓄積されない状態
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導入前、キャンペーン施策の管理はどのように行っていましたか?
- 成田 様:
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広告運用については代理店と施策を協議しながら進めていましたが、施策の情報管理は担当者ごとに行っていました。メモやスプレッドシート、Excelなど、担当者ごとに異なる方法で情報を管理しており、チームとして施策の情報をまとめて蓄積するツールはありませんでした。
その結果、課題は大きく3つありました。
① 施策管理が担当者の記憶に依存していた
施策の内容や変更の経緯といった情報は、担当者の記憶に依存する状態になっていました。
例えば、- tCPAの変更
- 日予算の調整
- クリエイティブの変更
など複数の変数を変更した際、その結果どのような変化が起きたのかという情報が担当者の中にしか残らないことが多くありました。
そのため、チームとしてノウハウを蓄積することが難しい状況でした。② 失敗事例がチームに共有されにくかった
成功した施策については、チームミーティングなどで共有されることもありました。
一方で、失敗した施策については共有されないケースも多く、チームとして振り返る機会が十分に作れていませんでした。
代理店からのレポートも月次で共有されていましたが、PDFで保管されている形だったため、
- いつ、どの施策を行ったのか
- どのような結果だったのか
といった情報をまとめて確認することが難しい状況でした。
③ 担当者変更時に情報の引き継ぎが難しかった
また、担当者の入れ替わりがあった際には、情報共有がうまくいかないケースもありました。
例えば、- なぜこの設定になっているのか分からない
- 過去にどのような施策を試したのか分からない
- 運用の進め方自体が分からない
といった状態が起きることもありました。
広告運用だけでなく、クリエイティブ制作・LP改善・ツールの使い方などでも、担当者が変わるとHowToから分からなくなるケースがありました。
こうした状況から、施策やナレッジをチームで共有できる管理体制の必要性を感じるようになりました。
導入理由|施策と数値を紐づけて管理できる点を評価
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ACMを導入しようと決めた理由を教えてください。
- 成田 様:
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施策管理だけであれば、プロジェクト管理ツールなどを使う方法もあるとは思っていました。
ただ、広告施策の場合は施策と数値がセットで管理できることが重要だと考えていました。施策の実行内容だけを記録するのではなく、「その施策によって数値がどう変化したのか」まで確認できないと、実際の振り返りには使いにくいと感じていました。
当社では新規顧客における獲得施策の計測にアドエビスを利用しています。
そのため、各媒体の施策・アドエビスに蓄積された数値を紐づけて管理できる点が魅力でした。施策と数値を1つのデータベースに集約することで、過去の施策を振り返りながら次の施策を検討できるのではないかと考えました。

導入判断で重視したポイント
導入を検討する際には、現在使用している数値管理ツールとの連携が可能かどうかを重視しました。
施策管理だけであればスプレッドシートでも対応できます。
そのため、下記3つの情報を紐づけて確認できるツールであることが、導入判断のポイントになりました。- 施策
- 数値
- 数値の変化

活用方法|施策の「実行」と「振り返り」を記録
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現在はどのように活用されていますか?
- 成田 様:
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現在は、施策登録を中心に活用しています。施策の「実行」と「振り返り」をセットで記録することで、施策を資産として蓄積することを目的に利用しています。
登録した施策については、アドエビスと連携された数値をもとに振り返りを行うことで、「なぜこの施策はこういった結果になったのか」といった点を整理することができ、思考整理のツールとしても活用しています。
重要施策を中心に記録し、施策のナレッジを蓄積
日々の広告運用では施策が多く、すべてを入力することは難しいと考えています。
そのため現在は、- インパクトの大きい施策
- 担当者が重要だと判断した施策
- 学びの大きい施策
を中心に記録する方針にしています。
その結果、ACMに登録されている施策は、担当者が重要だと判断した内容が中心となっています。
見返した際にも、学びや気づきが多い情報として蓄積されていると感じています。
施策の振り返りでの活用
例えば、あるアフィリエイトメディアからの提案をきっかけに、LPの変更を行った施策がありました。
その際、ACM上で「どのLPを、どのタイミングで変更した施策だったのか」という内容とあわせて前後の数値を確認できたことで、単なる数値比較ではなく、施策単位で変化を振り返ることができました。
その結果をもとにLPの利用範囲を広げたことで、全体の改善につながったケースもありました。
施策を登録し、数値の変化を確認しながら振り返ることで、次の施策の判断にも活用しています。
導入後の変化|担当者に聞かなくても過去施策を確認できる環境に
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導入後に感じている変化や手応えがあれば教えてください。
- 成田 様:
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導入前は、過去に実施した施策の内容や結果を確認するためには、担当者に都度確認する必要がありました。
現在は、重要な施策についてはACMに記録しているため、担当者の記憶に頼る必要がなくなった点は大きな変化だと感じています。
他の担当者の施策を参考にできるように
もう一つの変化は、他のメンバーの取り組みを客観的に確認できるようになったことです。
これまでは、担当者が持っている情報が表面化していないケースもあり、他のメンバーがどのような施策を行っているのかを把握することが難しい場面もありました。
ACMに施策を登録することで、他のメンバーの施策内容や結果を確認できるようになり、それを参考にしながら新しい施策を検討することができるようになっています。
過去施策を確認できるように
例えば、過去にTwitter(現X)広告を実施していた際の施策について、ACMに登録されている内容を確認したことがありました。
その際に、- 当時どのような施策を実施していたのか
- 数値はどのように推移していたのか
- なぜ施策を停止したのか
といった情報を確認することができました。
以前であれば、当時の担当者に聞かなければ分からない内容でしたが、ACMでは施策内容とアドエビスに連携された数値をあわせて確認できます。
そのため、過去のボトルネックの把握に加え、再検討時に見込まれる成果や、過去に好転した施策に再現性がありそうかまで検討しやすくなりました。
今後の展望|蓄積した施策データの活用
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今後、ACMに期待していることがあれば教えてください。
- 成田 様:
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現在は主に施策管理のツールとして活用していますが、今後はACMで強化が進められているAIエージェント機能にも期待しています。
これまでに登録した施策内容や数値の変化をもとに、- 次に実施すべき施策
- 検証すべきポイント
といった示唆を得られるようなツールになれば、より活用の幅が広がると感じています。






